こちらの記事の書籍評価は完全主観に基づいたものです。あくまでも参考程度にご覧ください。
こんにちは!NORIです!
今回も電験の学習をサポートし、理解を深めてくれる書籍を紹介したいと思います。
今回紹介するのは「電験2種電気数学」です。
この書籍は私も使用したのですが、非常に良かったです。Twitter上でも「使用した」と言われる方をよく見かけますし、著者である「紙田 公」さんの書籍は、分かりやすいと有名です。その書籍というのがこちらです。
表紙には「第3種から第2種へ」と書いてありますが、個人的には「第1種」まで通用する数学力を身に着けることが出来ると思っています。
「第1種」まで通用すると考えた根拠は、「ベクトル解析」が含まれているからです。ベクトル解析は、電磁気学で学習する「マクスウェル方程式」の理解に必須の知識となります。電験1種の理論では「マクスウェル方程式」が出題されることがあり、ベクトル解析が「数学」で問われる知識としては一番難しいと感じるからです。
電験1種では「数学」として問われる知識が難しいというより、「計算」が複雑で難しいといった側面があります。(複素数計算など)
この二つは別物に近いので、必要な知識はほぼすべてこの一冊で学習できるでしょう。
数学でつまづくと落ち込む。。。
そうだよねw
電気的な知識でつまづくならまだしも、
数学でつまづくと萎えるよね。。
だから”数学には一通り触れておく”ことも大事だね!
電気的な知識でつまづくならまだしも、
数学でつまづくと萎えるよね。。
だから”数学には一通り触れておく”ことも大事だね!
「電験2種電気数学」の概要・特徴
カバー範囲
数と式/方程式/関数/複素数と記号法/図形と複素ベクトルの軌跡/行列式と行列/微分法/積分法/微分方程式と過渡現象/ラプラス変換/フーリエ級数/双曲線関数/進行波と偏微分方程式/ベクトル解析とはどういうものか
本書の特徴
- 解説が非常に丁寧
- 練習問題が豊富
これだけの範囲を網羅してるなら十分だね…!
「電験2種電気数学」のメリット・デメリット
では、この書籍のメリット・デメリットを書いていきます。
メリット
①内容が豊富で、第一種までに必要な数学の知識が身につく。
②解説が丁寧で独学に向いている。
①内容が豊富で、第一種までに必要な数学の知識が身につく。
②解説が丁寧で独学に向いている。
デメリット
①2種・3種受験者にとっては内容がオーバースペックな可能性あり。
①2種・3種受験者にとっては内容がオーバースペックな可能性あり。
といったところです。
メリットに記載した通り、1種まで必要な知識が書いてあります。したがって、「今後は2種受験のみを考えている」といったような方には、少しオーバースペックになるかもしれません。
なるほど…
じゃあこの書籍はどんな人にオススメなのかな?
じゃあこの書籍はどんな人にオススメなのかな?
まとめ
以上のことを勘案すると、この書籍は以下の方にオススメできます。
電験3種に合格でき(又は、電験3種レベルの数学は身についている)、今後2種のみならず1種の受験も考えている。
こんな方に最適であると個人的には思っています。
もちろん「2種のみの受験」を考えている方でも勉強になるかと思いますが、使わない部分も多くなってくると思うので効率的かどうかというと「?」だと正直思います。
しかしこの本が素晴らしいことに変わりはありませんので、気になった方はぜひ購入の検討をされてみてください。