電験三種「機械科目」攻略 ~苦手な機械で圧倒的リベンジを果たした理由~

皆さんこんにちは!NORIです!

ご存じの方もおられるかと思いますが、当サイトは名前の通り「機械科目専門」のサイトになっております。

なぜ機械だけなの?と思われる方もおられるかと思いますが、理由を書くと「苦手な方が多い」からです。私は、自己紹介ページに詳しくありますが、2020年10月に理論・電力・法規の三科目合格しましたが、機械だけ落としてしまいました

そう、機械科目が大の苦手だったのです。

しかし、翌年2021年10月。残りの機械科目に合格しました。(公式解答自己採点満点)←※ご存じの通り点数開示がないので証明不可

そんな私の「機械科目」の勉強法・考え方を紹介したいと思います。個人差があることは明らかですので、あくまでも参考程度にお願いします。

「電気主任技術者試験」という試験そのものの性質を知る。

これは機械科目に限った話ではありませんが、「電験」という試験そのものをよく知る必要があります。※CBT方式開始前2021/11/23に記事を書いていますので後日更新します

  • 年二回の試験
  • 科目合格は三年の猶予がある
  • 合格は60点
  • 試験毎に難易度に差があり、ある程度の規則性がある。

 

「一発合格目指して平日五時間勉強!!休日は十二時間や!!」

 

「一撃で四科目取ってやるんや!」

 

という気持ちは本当に素晴らしいです。しかし、落ちてしまった場合モチべージョンの維持が非常にむずかしくなります。私なんかが語るのもおこがましいのですが、学習は継続することを第一に考えることが大切だと個人的には思います。

「一発合格四科目満点」も「三年かけて四科目」も、どちらの免状の価値も同じです。ならば継続できる丹念や方法を身に着けることも候補に入れてみるといいかと思います。

三種機械科目は二種機械科目の下位互換である。

冒頭に記載した通り、電験三種初受験にて理論・電力・法規に合格し、残りが機械のみとなりました。

通常ならば三種機械科目の勉強を継続するのが普通だと思いますが、三種過去問を周回し終えてしまっていた私には、刺激不足に感じてしまったのです。勉強は筋トレと同じで、新しい負荷をかけなければ成長していきません。

そこで私が考えたのが、「二種過去問に取り組むこと」でした。

結果として受験日までの一年間、二種一次→二種二次→一種一次→一種二次の勉強まで進みましたが、二種二次まで勉強できれば十分でしょう。三種機械の過去問は受験日一か月前から十年分二週しただけです。これで当日満点取れてしまったんです。

ここで注意が必要なのが、機械科目「が」上下関係を持っていることです。例えば理論科目。この科目に三・二種間で上下関係は感じられません。二種理論を勉強したからと言って、三種理論に受かるとは限らない。ということです。三種理論科目の新たな負荷としては、二種理論をやるよりも高校物理。これがより正しいアプローチでしょう。

結局、残った科目をとるにはどうすればいいのか。これに対して戦略を考え継続することが大事ではないでしょうか。あくまでも私の出した結論が、「機械科目は新たな負荷として、二種一種のものをやればいい」ということです。

苦手なもの程「専門書」を買う

「機械が嫌いなひと、だいたいパワエレ嫌い」という、ことわざがあります。(嘘です

パワーエレクトロニクス難しいですよね(´;ω;`)。パワーエレクトロニクスは捨てる人多いです。実際捨てても合格できてしまいます。

しかし受験日までに余裕のあって、得点源を増やしたい方に、私がお勧めしたいのが、専門書を買うということです。専門書って聞くと、難しそうと思うかもしれませんが、そんなことありません。易しいものを買えば、むしろ専門書のほうが分かりやすいです。「過去問だけを年ごとに解く」ことをすると、当然さまざまな分野が点在していて、バラバラに出てきます。これでは訳が分からなくなって当然です。

素子・機器には技術の進歩があります。トランジスタもMOSFETも、ベースがあってそこから進化しています。誕生した経緯・使用される場所。それを知ることが遠回りのようで近道であり、これを知るには専門書がいいでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか?上位のものに取り組んだり、専門書を買ったり、大変そうと思われた方もいるかもしれません。実際大変でした。仕事がある日の勉強時間は一日3~4時間。休日も8~10時間。これを2年近くです。「簡単に受かる方法」は、むしろ僕に教えてほしいです(笑)。

決してこれが正しいと言っているわけではありませんし、他人に効果があるのかどうかもわかりません。独学をするのであれば尚更、自分に合った正しいアプローチを模索し、継続することが大切です。他人の勉強法を鵜吞みにすることも間違っているわけです。

私が今回書いた内容が、独学で頑張る方の選択肢の一つとして参考になれば幸いです。

 

電気系の情報発信をしています。